マンジャロの副作用
- いちばん多いのは吐き気・嘔吐・下痢・便秘・腹痛・消化不良・食欲減退で、添付文書では5%以上の頻度です。
- 嘔吐を伴う持続的な激しい腹痛(急性膵炎のおそれ)、ひどい便秘・おなかの張り・続く腹痛・嘔吐(イレウスのおそれ)は、様子を見ずにすぐ医療機関へ。
頻度の高い副作用
| 頻度(添付文書の区分) | 症状 |
|---|---|
| 5%以上 | 悪心(吐き気)、嘔吐、下痢、便秘、腹痛、消化不良、食欲減退 |
| 1〜5%未満 | おなかの張り、胃食道逆流、げっぷ、注射した場所の赤み・かゆみ・痛み・腫れ、体重減少、疲れ など |
| 1%未満 | 脈が速くなる、低血圧、胆石、味覚の異常、発疹 など |
国内の2型糖尿病の試験(52週)では、5mg群で便秘13.8%・食欲減退13.8%・悪心11.9%、10mg群で悪心19.6%・便秘16.5%、15mg群で食欲減退21.3%・悪心19.4%でした。同じ成分のゼップバウンドの日本人の肥満症の試験(SURMOUNT-J)では、15mg群の便秘が23.4%(偽薬の群は2.7%)でした。便秘の対策は便秘とお腹のマッサージにまとめています。
すぐ受診が必要な重い副作用
添付文書の「重大な副作用」には次のものがあります。
- 急性膵炎:嘔吐を伴う、持続的な激しい腹痛
- イレウス(腸閉塞):ひどい便秘、おなかの張り、続く腹痛、嘔吐
- 胆嚢炎・胆管炎・胆汁うっ滞性黄疸:おなかの痛み、発熱、皮膚や白目が黄色くなる
- アナフィラキシー・血管性浮腫:息苦しさ、全身のじんましん、顔・唇・のどの腫れ
- 低血糖:冷や汗、手の震え、動悸、ふらつき
おなかの痛みや便秘を、マッサージで様子見するのは危ない場合があります。
いつから・いつまで続くか
添付文書の量の決まりは、2.5mgから始めて4週間以上あけて少しずつ増やす形です。消化器の症状が何日で治まるかを示した公式の数字はありません。国内の試験では、吐き気の割合は5mg群の11.9%に対して10mg群19.6%・15mg群19.4%で、量の多い群のほうが高くなっていました。
つらいとき、食事や水分がとれないときは、自己判断で量を変えずに処方した医師に相談してください。水分がとれないほどの吐き気・嘔吐・下痢は受診の目安です。
2026年に追加された注意
- 麻酔と誤嚥:全身麻酔や深い鎮静のとき、胃の中身を吸い込んだ例の報告(胃の中身を送る動きが遅くなる作用のため)。手術・胃カメラの前に必ず伝える。
- 目の神経(NAION):GLP-1受容体作動薬のあとに、非動脈炎性前部虚血性視神経症のリスクが増えることを示す観察研究などの報告(因果関係は明らかではない)。急に片目が見えにくくなったら受診。
痩せる目的で使って副作用が出たら
厚生労働省は、承認外の美容・痩身目的で使って重い健康被害が出ても、医薬品副作用被害救済制度の給付を受けられない可能性が非常に高いとしています。個人輸入品や、SNSで個人から買った薬も同じ問題を抱えます。
よくある質問
吐き気がつらいとき、量を減らしてもいいですか?
自己判断で量や間隔を変えず、処方した医師に相談してください。減量や中止の判断は医師が行います。
注射した場所が赤くなりました。
注射部位の赤み・かゆみ・痛み・腫れは1〜5%未満の頻度で報告されています。毎回打つ場所を変えるよう決められています。広がる・熱を持つ・長引くときは医師に相談してください(打った後の扱い)。
このページは一般の方向けの情報で、診断や治療の代わりにはなりません。薬を始める・やめる・量を変えるときは、処方した医師に相談してください。当サイトは特定の医療機関や薬の購入を勧めていません。